12/9夜、名古屋駅前のMSATで「地下水と地盤沈下」という講座に参加した。
講師は、大同大学工学部都市環境デザイン学科の大東憲二教授であった。http://www.daido-it.ac.jp/hito/society/professor_b/index.html
名古屋から西に広がる濃尾平野のゼロメートル地帯は、地下水くみ上げによる地盤沈下が起こりやすいそうである。伊勢湾台風では広範囲に浸水し、ひどいところは完全に水が引くまで3か月以上かかったそうである。
昭和37年には、「建築物用地下水の採取の規制に関する法律」が制定された。そのためか、ここ30年以上は地盤沈下はほとんど起こっていない。
平成15年10月には、「県民の生活環境の保全等に関する条例」が施行され、地下水の汚染防止についての規制がなされた。
知多半島については、地盤が古く硬いので、少々地下水を汲み上げても地盤沈下は起こらないそうである。
なかなか勉強になった。
愛知県技術士会でもなごや環境大学の講座を開いている。
http://www.n-kd.jp/modules/tinycontent/rewrite/gb10a/b40.pdf
そこへ毎回来てくれるI氏が、この会場にも来ていた。いろいろ話をさせていただいた。なかなか勉強熱心な方で、たくさん質問されていた。見習わなければいけないと思った。