海外技術業務協力実務講習会にて

6月11日(土)技術士会主催で、こんな発表会が行われ、そこでプレゼンを行った。時間は45分で、電子紙芝居(別名パワーポイント)を用いた。
こんなURLである。
http://www.engineer.or.jp/kaiin/gyouji/kjkozanagoya11.html


中国江蘇省下水処理場での技術指導内容である。プレゼン内容はおおよそ下記の通り。
下水処理場の窒素除去が不十分で、その対策を問われた。QC手法など自分流の問題解決法を用いて原因を絞り込み、その対策を提案した。
②汚泥脱水機の効率化について提案した。もう少し凝集剤を減らしても、十分に脱水できることを試験にて確かめ、提案した。費用削減効果は71万円/年となった。
③活性汚泥処理を行っている下水処理場へ、塩分濃度の高い排水が流入してくる場合の影響を、試験的に検証した。その結果、塩分濃度0.25%までは影響が無視できることがわかり、この排水が流入しても問題ないという結論を得た。
④海外での技術指導は、やりがいがある。試験の目的や得られる成果を熱意をもって説明し、それが先方に通じて協力を得て成果を上げられたことがうれしかった。

時間的余裕が無かったせいか、その場での質問者は居なかった。しかしその日の夜、当日の参加者の一人からメールが来て、プレゼンに対する感謝の気持ちと、ある水事業展開の中国での可能性について問い合わせを受けた。反響が少しはあったということなので、うれしかった。

江蘇省常州新区下水処理施設にて