恩師の告別式

私の研究室の恩師である小坂先生が86歳で逝去された。
告別式に参列のため、東京へ行ってきた。

本当によく可愛がっていただいた。研究や勉強のことだけではない。オフの場面でも酒を飲みながら、我々学生の他愛のない話を快く聞いてくれた。

そして忘れられないのは、あの事件である。
私が先生の講義を受けていて、最終試験は良い成績だったのだが、受講申請書類に不備があり単位が取れないと言われた。そのとき先生は私を連れてすぐに教務課へ行って、単位が取れるよう掛け合ってくれた。それを聞いた教務課の人が折れてくれたおかげで、単位を取ることができた。そのときの先生の後ろ姿は今でも忘れない。本当に頼もしく感じたと同時に、それ以来先生には全く頭が上がらなくなった。心から尊敬するようになった。

先生、安らかにお眠りください。

帰りは、東京から名古屋までは高速バスで移動。その途中で浜名湖を撮影した。静かで、とてもきれいだった。