笑門来福

間もなく今年も終わる。
今年の最も大きな気づきと言えば、「笑う門には福来たる」だろう。

簡単に言えば、人と接するときは常に笑顔を忘れないということだ。
辛気臭い顔をしていると、人脈は拡がらない。だから仕事はやって来ない。
自分が笑顔なら、周りの人も明るい気分することができる。すると、例え仕事には結びつかなくて確実に人脈が増えていく。

そのきっかけとなったのは‥‥‥
今年の私にとって最も印象深い出来事は日韓技術士会議だったが、ある女性技術士と知り合った。

その方が帰国されてから、私にメールを送ってきた。
「あなたとたくさん話ができて楽しかった。でもあなたはいつも表情が固くて、ほとんど笑わなかった。もっといつもニコニコしていてほしい。そうすればあなたの笑顔で周りの人は皆もっと明るくなれる。」ということであった。

韓国の女性は日本女性ほどシャイではないと聞いていたが、初対面でもずいぶんはっきり言うもんだ。しかも当たっているような気がする。たいした眼力だと感心した。

それ以来、笑顔を絶やさないようにして仕事や技術士会、同友会、商工会、異業種交流会などに臨むようにした。そのあと立て続けに3件仕事が舞い込んだ。業績は今年も赤字だったが、来年は黒字になりそうな目処が早くも立っている。

もちろんこれからも笑顔を忘れないようにしたい。通夜と葬式を除いて。事業がうまく行かないからと言って落ち込んでいると、ますます仕事が来なくなる。例え業績がボロボロでも大赤字でも、顔だけは笑っているよう心がけるつもりだ。

今そのメールは印刷して私の事務所内に貼ってある。これがこれからも福を呼び込むものと信じて。