世界は環境問題をどう見ているか(18)

今回は、少し前にフィリピンを襲った大型で非常に強い台風“ハグピート”の話です。12月6日にフィリピン東部に上陸したようです。日本はもうすっかり冬ですが、東南アジアでは12月でも台風の恐怖にさらされることがあるようです。出典は今回はインドYahooです。

https://in.news.yahoo.com/typhoon-hagupit-triggers-massive-evacuation-philippines-020727604.html

2014.12.6

Typhoon slams into Philippines, 1 million evacuated
台風がフィリピンを直撃し、100万人避難


<本文要約>
土曜日(12月6日)に強力な台風がフィリピン東部を襲った。激しい雨と強烈な風は木々を倒し薄い屋根を剥ぎ飛ばし送電線をなぎ倒した。この地域には13ヶ月前のスーパー台風(ハイヤン)の恐怖が残っている。
台風はサマワ東部の都市ドロレスを午後9:15に直撃し、中心付近の最大風速は210kph(風速65m/s程度)で強い勢力を保ったままである。
「我々は既に100万人もの人々が避難したという報告を受け取った。」「そして台風ハグピートによって、平時の避難者数としては世界最大級となった。」とジュネーブの国連減災オフィスのスポークスマンデニス・マックリーン氏は述べた。
国際救護委員会の危機対応アドバイザーのグレグ・マテウスは述べた。「人々が自ら避難するフィールド職員やパートナーが居た。彼らは状況を知っている。」台風ハイヤンは死者行方不明者合わせて7000人、家を失ったかまたは損害を被った人は400万人に及んだ。約25,000人がまだテントやシェルターや宿泊小屋に住んでいる。
国際人道機関と非政府組織がハイヤン台風で被害を被ったフィリピン中央部のコミュニティを援助しているが、ハイヤン台風の後遺症のある地域でさらに救助隊を動員し復旧の準備をしている。

<コメント>
コメントは少なく3件だけです。いずれも短い文章です。
これらを紹介します。

「速度は遅くなっている。そして風は徐々に弱まり100kph(30m/秒程度)以下になるだろう。後は神に祈るだけだ。」

「我々はただの人間だ。そして我々は神を信じることによって全てを切り抜けてきた。これは天国の兆候ではない、信ずるのだ。」

「神が道を作る。神はいつも良い方向へ導く(信じるのだ)。」

<所感>
解説とまでは行かないので、今回は所感とします。

コメントはいずれも神頼みという感触が強いです。厳しい状況なので神に祈るしかないという状況なのは判らないわけでもないです。しかし米国や他の欧州の書き込みとは明らかにトーンが違うと感じます。米国なら、もう少し理屈を並べて講釈のような書き込みも多いです。日本もまあそんな感じですが‥‥
これがインドの国民性かも知れません。

それにしても1年前の強烈な台風ハイヤンの後遺症が消えていないのに、またこのようなハグピートという強大な台風に襲われてしまい、フィリピンの方々は気の毒です。一刻も早い復興を心から祈念します。