世界は環境問題をどう見ているか(60)

The Bottom of The Ocean is Littered With Plastic
深海にはプラスチックゴミが散乱している。


本当に久しぶりです。長い間サボってしまいました。また復活します。今回は、最近何かと話題になっているマイクロプラスチックの話です。出典は米国Yahooです。

https://finance.yahoo.com/news/bottom-ocean-littered-plastic-160700655.html

2018.5.18

<記事全文>

科学者らは、地球の最深部であるマリアナ海溝内にプラスチック容器が散乱していることを確認した。この発見は、意識されることの少ない超深部における汚染ということで特筆される。

日本の海洋研究開発機構(JAMSTEC)と国連の科学者らによれば、「プラスチックは6000mより深い場所でさえ至る所に存在し、その92%は使い捨てのものだ。」とのことである。使い捨てのプラスチックは、海溝内の深度10,898mの地点でも発見されている。

この発見は英国のMarine Policy誌に掲載された。
JAMSTECは2017年3月に“深海ごみデータベース”を発行したが、そこからは1983年から収集していた海洋ごみの写真や動画を視聴できるようになっている。それらは深海潜水艦や遠隔操作式の艦で収集したものであり、5010回もの潜航によって得られたものである。

この5010回の潜航から、科学者らは人工物のがれきは3,425個を見つけた。その1/3以上は大きさ20mm以上のマクロごみであり、さらにその89%以上はプラスチック容器のような使い捨てのものであった。

より深いところまで調査すれば、その数はもっと増える。6,000mより深い領域では、ごみの52%はマクロごみであった。そしてその92%は使い捨てのものであった。

他のごみとして、金属ごみ(26%)、ゴムごみ(1.8%)、釣具や漁具(1.7%)、ガラス(1.4%)、布/紙/木(1.3%)そして他の人間由来のごみ(35%)であった。