知多浄水場の見学

毎年6/1〜6/7は水道週間。
近所の浄水場では、この期間は自由に見学が出来る。
そこで今日、家族を連れて知多浄水場へ行ってきた。
1日20tの上水を製造している。

<全体風景>

<案内看板>

係の方に、工程を順に説明してもらった。
水源は、長良川河口堰付近で、そこから14時間かかって送られてくるそうだ。
まずは着水井(ちゃくすいせい)へ入る。

<着水井>

ここから処理工程に移る。
簡単に言えば、”汚れを除去すること”と”消毒して殺菌すること”の2つが、浄水場の役目である。
まずPACという薬品を加える。これにより細かい汚れが互いにくっついて大きくなり(フロックと呼ぶ)、沈殿除去しやすくなる。

<PAC混合装置>
フロック形成池で撹拌しながら、混合し、フロックを形成し、それを沈殿させる。

<フロック形成池(撹拌槽)>

<フロック形成池(沈殿槽、傾斜板が取り付けられている)>

まだまだ濁っている。
次にろ過をして、ほぼ完全に透明にする。

<ろ過池>

<ろ過槽の模型(3層構造になっている。一番上はアンスラサイトという石炭の一種、真中は砂層、一番下は砂利槽)>

<塩素混和池及び浄水池(いずれも芝生の下なので、見学できない)>

そして知多半島の各市町の配水池へ送られ、そこから各家庭、事務所、学校、商店などに送られるのである。

本で勉強したことはあったが、これほど大規模な急速ろ過設備を生で見たのは初めてだったし、沈殿池の傾斜板の詳細構造を生で見たのも初めてであった。本物を見ることは自分自身ももちろん勉強になったが、高2と中3の2人の息子にも良かったと思うし、家内も喜んでいた。

そこで家族でパチリ。

丁寧にご案内いただいた係員の加古様に深く感謝する。ありがとうございました。