知恵の使い方

最近知り合った中小企業の社長が、酔った勢いで、私に知恵を授けてくれた。

①まず、古そうな中規模の食品または化学工場を見つけ、そこの排水を、工場の人たちに気がつかれないように汲んでくる。

②水質を調べる。

③明らかに排水基準をオーバーしていたら、このことを、その管轄の役所の環境課へチクる。

④環境課がその工場へ厳しい水質改善勧告を出す。

⑤工場の責任者と排水処理担当者はどうしたら良いのかわからないので、頭を抱える。

⑥そこへ技術士が営業に行くと「お願いだからぜひ排水処理の技術指導をしてくれ」と懇願される。

⑦その技術士は、めでたく1件受注となる。

なるほどなあ。知恵が回る人って居るもんだ。
もちろん良心の呵責があるので、本当にやるつもりはないが‥‥。

この方は自分とは明らかに発想が違う。こんなことを考えられる人は技術士仲間には居ないと思う。