世界は環境問題をどう見ているか(25)

今回は、車の燃費の話題です。次世代を担う車に期待される性能としては、“燃費”が極めて重要です。そして車の動力の種類も、ひと昔前に比べ増えてきました。以前はガソリンとディーゼル燃料くらいでしたが、最近では電気自動車があり、電気とガソリンのハイブリッド車もあり、そして昨年はついに水素燃料自動車“MIRAI”が発売されました。その格付けはどうなっているでしょうか。出典は米国Yahooです。


http://news.yahoo.com/most-fuel-efficient-cars-100000918.html

2015.2.3

<本文要約>
燃費は新車購入時に考慮すべき重大要素に一つである、ガソリン代は下がって来てはいるが、いつまでも下がり続けるわけではないだろう。
今日では多くの汎用車の燃費は、特に今あなたが下取りに出そうとしている車とは対照的に、好印象を与える。さらに、ディーゼル、電気自動車、ハイブリッド車などが個々のドライバーに多くの選択肢を与えるようになる。
燃費を測定することは、我々が購入する各々の車で行う50件以上のテストの一つである。燃費は精密流量計によって測定され、ガロンあたりのマイル(mpg)として表される。カスタマーレポート(CR)の総合的な燃費、そして都市部と高速道路についても算出されている。
以下の表はCRが調べたものであるが、最近販売された燃費の良い車のランキングである(最も燃費の良いSUV車のリストをご覧いただきたい)。またカテゴリーの比較もご覧いただきたい。
調査やレビューに加えて、消費者レポートは登録者アクセスを設定して追加料金無しでBuild & Buy Car Buying Serviceというサイトに行けるようにしている。このサービスを通じて、7,000件以上のディーラーの全国ネットワークが事前の価格設定情報を提供され、値引きされることもある。


<コメント紹介>
コメントは全部で41件でした。いくつか紹介します。

「僕のマツダ・ミアータ(1991年モデル)は、ここに書かれているほとんどのハイブリッド車よりも燃費が良いし、維持費も少ししかかからないよ。だからそれは言うまでもなくこのリストにあるどの車よりミアータの方がドライブを楽しめるよ。」

「でも違うだろ。俺には妻と3人の子供が居て、2012年モデルのプリウスに乗っていたんだけど、家族は居室空間が狭いのでプリウスが好きになれなかったよ。俺は、この車に力強さ感じないので好きになれなかった。環境保護主義者たにちは悪いけどね。」

「これはミスリーディングで有用性に乏しい記事だね。ベスト5にランクインしている車はこの表に載せるべきではないよ。これらは全て電気自動車でガソリンを使わないんだもの。だから1と2はトヨタとテスラの下へ持ってくるべきだ。いったい何を参照したんだ。こんな馬鹿げた記事を書く前に、よく勉強しろよ。」

プラグインの電気自動車については、一回の充電で走れる航続距離の方が興味深いよ。僕のフォルクスワーゲンのジェッタTDIは一回の充電で720kmも走るよ。400kmも走れば十分なんだけどね。」

「単にコストあたりの車の走行距離を比較すればいいんじゃないの?、電気、ガソリン、ディーゼル燃料、水素またはこれらの組み合わせなどもあるからね。」

「CRがこのようなレポートを出したのなら、僕は信頼するよ。彼らは自動車会社の広告やお金に左右されないからね。実際にそうだと思えるのは、2006年以来ホンダのCRランキングが落ちてることだね、2012年あたりに底を打ってるけどね。ホンダはそれ以来CRに取り上げられないみたいだけど、今はKelly Blue Bookに載っているようだね。」

<所感>
あるコメンターが言っている通り、上位5車種が電気自動車であることを考えると、このよう燃費を単純な比較するのは違和感があります。そして他のコメンターの言う通り、コストあたりの走行距離で表すのも良いかもしれません。
この表を見る限り、日本車はずいぶん健闘しています。37車種中18車種が日本車ですから、ほぼ半分です。トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、三菱の5社の車が名を連ねています。
そしてさらに、これも他のコメンターが言っている通り、他の性能つまり航続距離も重要です。このあたりは国によって事情は違うでしょう。米国のような広い国は航続距離がかなり重視されるのでしょう。逆に日本のような国土が決して広くない国の場合は、航続距離より燃費の方が重視されているように思います。