世界は環境問題をどう見ているか(57)

President declares disaster over deadly California wildfire
大統領はカリフォルニア州の山火事を激甚災害と宣言した

 今回紹介するのは、昨年米国カリフォルニア州で発生した山火事の記事です。かなり大変なことになっています。未だに完全鎮火したという報告はないようです。環境問題と言えるかどうか知りませんが、人間の活動に多大な悪影響を及ぼしていることは確かです。その状況を以下に紹介します。出典は米国Yahooです。

http://www.sfgate.com/news/article/Small-chance-of-rain-possible-over-Thomas-Fire-12468133.php

2018.1.2

<本部要約>
カリフォルニア州の山火事によって、強風にあおられてベンチュラ郡サンタバーバラ郡の1,000件以上の建物が壊滅したが、トランプ大統領はこれを激甚災害と宣言した。それによって州や地方政府そしてNPOは、それらの郡や州サイズの火災を鎮めるための緊急事態への取り組みに対し、連邦政府からの金銭的支援を受けられるようになった。
火事は440平方マイル(1,140km2)以上の範囲に拡がり、2名の死者を出し、近隣を破壊し、海岸の丘にある集落を襲い、荒野を焼き尽くし、ビジネスを破壊し尽くした。
州政府のジェリー・ブラウン氏は先月、州の広い範囲を焼き尽くしたサンディエゴ、ロサンゼルス、サンタバーバラそしてベンチュラ郡の火災についても同じ宣言を出すことを要請している。
「災害を受けた地域の被災者の多くは保険非加入または十分な保険に入っていないと推察される。」ブラウン氏は続けた。「保険に加入していた方々でも、仮設住宅の入手や自宅の再建という大きな課題が残されている。」
この宣言ではベンチュラ郡サンタバーバラ郡のみを対象としているが、被害調査を他の地区でも続けており、調査が完了したら他の郡や追加支援のあり方も考案することにかも知れない。

<コメント>
コメントは8件でした。
4件紹介します。

「トランプの手は小さいよ。」
連邦政府から災害への支援があったとしても、カリフォルニア州はまだドナー州だよ。つまり他の州から金銭支援が来てもカリフォルニア州内で活用されないことを意味するんだよ。」
「違う、俺はバド・ライトというビールが欲しかったんだ。」
「ドナルドはカリフォルニア州に不動産を持っているよ、あのパロス・ベーダ―・ゴルフコースがそうだよ。」

<所感>
 コメントは、意味不明のものが多いです。
 カリフォルニア州といえば、経済規模は米国内で最大で、面積は日本より広く、豊かな州というイメージが強いです。でも大変なことになっています。
 日本では、ほとんど報道されることはありませんが、これがいわゆる“対岸の火事”ということのなでしょう。
 とにかく一日も早い鎮火を祈ってます。