熱中症の季節は過ぎていくが‥‥

ニュースによれば、
全国の熱中症の死者数は、今年7〜9月で179名数であり、何と昨年の10.4倍だったそうだ。

今年は特に猛暑だったせいもあるが、最近特に急増している。
業種別では建設業が多いそうだ。

熱中症にもいろいろある。熱虚脱、熱けいれん、熱失神などは軽症で安静にして水分や塩分を補給すれば回復する。熱疲弊になると食欲が無くなるが、同様に水分や塩分を補給するか、医師にナトリウム入り点滴を打ってもらえば回復するようである。

やっかいなのは、熱射病である。体温調節機能がマヒして汗も出なくなり、危険な状態になる。救急車を呼ぶしかないが、命を落とすことも珍しくない。

これほど危険な疾病であるのにもかかわらず、まだその危険性が周知されていないような気がする。昔で言う”夏バテ”と同じと思われている。そして年中エアコンの効いた部屋で過ごしている日本人は、以前よりも酷暑に弱くなっているような気がする。

でももうこれで熱中症の季節も終わり、人々の記憶からしばらく忘れ去られるだろう。のど元過ぎれば何とかである。