省エネ診断商売道具(その2)

もう一つ紹介しておく。

これは、検知管という測定器である。
空気中のいろいろな成分の濃度を測定する道具である。

本体は採取器であり、ピストン型になっている。
左側に細いガラス製の検知管を差し込む。
そして右側の取っ手を引っ張ると、検知管に空気が入り込む。すると一部が変色するのだが、その変色部分の長さは濃度に応じて変化するので、濃度を読み取ることができる。
酸素の濃度も、二酸化炭素の濃度も、測定できる。

室内の環境測定によく用いられるが、省エネにも役に立つ。
なぜなら‥‥。
燃焼機器の排ガス中の酸素濃度を測定すれば、燃料と空気が適切な比率で供給されて効率の良い燃焼になっているかどうかが判定できる。
また空気中の二酸化炭素の濃度を測定すれば、空調における外気取り入れがどの程度必要かが判定できる。

今月だけで省エネ診断が3件入っている。先方に喜ばれるような良い診断をしよう。