世界は環境問題をどう見ているか(17)

今回はこの“世界は環境問題をどう見ているか”シリーズの第5回(8月30日)に紹介した南米ブラジルの渇水問題の続編のようなものです。出典は米国Yahooです。今回は森林破壊に重点が置かれています。本文は短いです。

http://finance.yahoo.com/photos/deforestation-may-be-at-root-of-brazil-drought-1417702937-slideshow/

2014.12.09

Deforestation May Be At Root of Brazil Drought
森林破壊はブラジルの渇水の根源ではないか

<本文要約>
ほとんど渇水状態のイタイム・ダムではひび割れた地面が見える。そこはブラジルのイツー市の都市部へ給水する水ガメの役目を負っている。
その研究結果は多くの研究者から得られるデータに似通って来ているが、そのデータとは、アマゾンは政府が認識しているよりも早く臨界点(大変な天変地異のことか?)に近づいているようであることと、その変化が世界中の気候への脅威になりうることを示すためのデータである。
環境の協議者らが隣国のペルーに12月に1-12国連気候会合に参集して、彼の仕事は干ばつに見舞われたブラジルにおいて物議を引き起こしている。

<コメント紹介>
コメントは126件でした。いくつか紹介します。

「私は決して地球温暖化信者ではない、しかし確かなことは、他の木で置き換えられない(つまり、かけがえのない)木を切ることはできないということだ。収穫と移植をうまく選択しなければならない。持続可能な林業ウィスコンシン州ミネソタ州そしてミシガン州で何百年も続いてきた、それは土地に木を植えるかまたは再生するか、硬材を選んで間引きしてきた。何百何千もの原生林をたくさん伐採してはならない。そして生態系と土地がいつまでも存続することを望む。」

「世界中の熱帯地方での森林破壊は、世界中に干ばつを引き起こすだろうね。生態系を支える森林が無くなったら、雨も降らなくなるよ。インドじゃ法律によってチーク材伐採を止めたよ、何故なら世界的な気候変動に引き金になるからね。」

「これってニュースと言えるの?森林破壊は砂漠化の原因になるのは本当よ。驚いたわ。誰もこのことを知らないってこと?私でさえホンジュラスでは30年前から知っていたわ。残念ね。皮肉だわ。私は森林環境については、ほとんど希望が持てないわ。」

「森林破壊はどこでも干ばつやそれ以上の環境災害の原因になるよ。でも彼らはまだ世界中で破壊活動を続けている。このままでは我々は暗黒な宇宙に浮かぶ不毛になった惑星で滅亡する。‥‥なんて本題からそれちゃったけどね。」

「この写真中に水が見えるかい?これは危機的状況だよ。すべての川は干上がって流れて、日照り続きのようだよ。上記の“ひび割れた地面”は、川の泥のようになっている一部分なんだろうね。これらの“科学研究者ら”は、このごろは政治的操作に加担するからね。」

<解説>
森林破壊が渇水や干ばつの原因となっているのではないかということは、ここブラジルだけでなく世界各地で言われているようです。いずれもそう決めつけるのに十分な決め手は無いようですが、あるコメンターの話では、そんなことは当たり前のことだと述べています。インドでは森林伐採を抑えるような法律が出来たそうですし‥‥‥。
日本も国土の多くは森林に覆われています。大切にしていきたいです。