世界は環境問題をどう見ているか(26)

“Japan Is Saying Sayonara to McDonald's Corp.”
「日本はマクドナルド社に“サヨナラ”と言っている」

今回は食品の安全性の問題です。ファーストフードの雄マクドナルド社の異物混入事件は、最近しばしば報道されています。そして日本における同社の売上高も、ずいぶん下がってきたとのことです。出典は米国のマルチメディア会社“The Motley Fool”のウェブサイトです。

http://www.fool.com/investing/general/2015/02/11/japan-is-saying-sayonara-to-mcdonalds-corp.aspx

2015.2.11

<本文要約>
マクドナルド社は米国の同一店舗売上高が1月に0.4%増え、ヨーロッパでも同一店舗売り上げは0.5%伸びているが、アジア太平洋地域では12.6%下がった。特に日本については売上げが昨月39%ダウンしており、同社は2001年以来の営業損益を計上した。
8月に大阪のマクドナルドは人の歯がフライドポテト注文品の中にて見つかったと発表したが、その原因は不明である。12月には子供がサンデーの中に混じっていた硬いプラスチック破片で軽い怪我をした。そしてタイのサプライヤーから送られてきたチキンナゲットに青いビニール片が見つかった。さらにこの夏のニュースでは、日本のレストランの中国サプライヤーが賞味期限切れの肉を使っていたことや商品を不正に取り扱っていたことが報告された。
会社は新しいマネジメントチームに切り替え、刷新を図っている。しかし取り組むべき多くの課題を抱えており、それは急成長してきた競合他社や自国の健康認識への対応などである。さらにアジア地域での同一店舗売上が2桁落ちているので、その地域の信頼回復という試練が生じているようである。日本では40%近く落ち込んでおり、マクドナルドが以前の栄光を取り戻すには長い時間が必要だろう。

<コメント紹介>
コメントは5件でした。そのうち4件を紹介します。

「その理由は、日本人はあまりに頭が良いのでそんな紛い物を食べられないからです。」

「寿司バーガーと照り焼きバーガーのオーダー、どちらも怖いよ。」

「少しだけ事実確認が必要だね。世界第3位の経済圏で昨年39%に落ちたのでというけど、マクドナルド日本は市場シェアを40%減らしたロナルド社の悪夢の妙な言い回しによってそういうことになってしまっているね。でも昨年マクドナルド日本は2001年以来の営業損失、実際には過去3年間トータルの損失は4%近くだね。つまりこの文章の指摘事項の正当性に疑問があるよ。そうさ、マクドナルドには品質管理上の問題があるしそれに悩まされている。だけど違うよ、日本が“サヨナラ“と言っているというのとは、かけ離れているよ。」

「この写真、日本じゃなくて中国のマクドナルドなんじゃないの?」

<所感>
まず驚いたのは、“Sayonara”つまりサヨナラっていう台詞は、米国でも通じるってことです。どういう訳で広まったんでしょうか。
それにしてもこの会社、異物混入事件が続いています。下記URLご覧ください。いったいどうなってんでしょうか。
http://matome.naver.jp/odai/2142072436334987801

でも日本人がサヨナラっていうほどマクドナルドって敬遠されているんでしょうか。名古屋駅西側のマックはいつ見ても満員です。米国ではそう思われてしまったかもしれませんね。