利根川水系汚染事件の解決は近いか

5月20日頃だったか、利根川水系浄水場にて基準値を超えるホルムアルデヒドが検出され、一時は千葉県をはじめとする関東の広い範囲で断水となった。断水そのものは短期間でほぼ解除されている。

今日になって、その原因物質と汚染源がほぼ確定されたというニュースが掲載された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120525-00000541-san-soci

ホルムアルデヒドが水溶液になったものがホルマリンだが、強烈な匂いと殺菌作用はよく知られている。構造は単純で、HCHOである。その原因物質がヘキサメチレンテトラミン(C6H12N4)だったそうな。反応形態はよくわからないが、ここまで来ればひと安心であり、事件の全容解明も近いだろう。

それにしてもその業者、突き止められる前に自首すれば良かったのに。見つからないと固く信じていたのだろうか?こうなったら保障金額の大きさだけでなく社会的信用も地に落ちるため、会社の存続は危ういのではないか。